年会長挨拶

日本薬物動態学会第36回年会 年会長
荻原 琢男(高崎健康福祉大学大学院薬学研究科 教授)

 この度、日本薬物動態学会第36回年会を前日のショートコースを含めまして2021年11月16日(火)から11月19日(金)の4日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬において開催させていただくことになりました。

 COVID19の影響により、2020年秋に予定していたハワイでのISSXとの合同年会は残念ながら中止となりました。代替として過日開催した35回年会はオンラインを駆使し、ポストコロナ時代の新しい年会の形を提示させて頂きました。第36 回高崎年会は、コロナ収束を期待して「ポストコロナ時代のJSSX の新たな挑戦」をメインテーマとして掲げ、万全の感染症対策を施した上で、従来の会場集合形式での実施の再開を予定しております。試験的ではありますが、会場のGメッセ群馬様の全面的な協力のもと双方向サテライト会場の設置、海外からの招聘研究者のオンライン参加など、「新しい生活様式」の時代に即した工夫を随所に取り入れた年会に致します。この年会は学会にとりましても新たなスタンダードを模索する試金石となりますことから、スタッフ一同、気を引き締めて取り組む所存です。

 日本薬物動態学会は、サイエンスとしての薬物動態研究をさらに深化・発展させることはもちろん重要ではありますが、同時に社団法人として周辺分野や社会に如何に貢献できるかも大切な視点になってきています。今や薬物動態学は、薬剤学の中核を担う学問分野として揺るぎない地位を確立しております。また、食品や医療機器などの周辺分野におきましても、薬物動態学が関わる諸課題が顕在化しており、動態学の重要性は益々増しております。本年会では、これらの動向も踏まえ、多くの皆様に興味を持っていただけるよう、幅広い視点から特別講演、シンポジウム等を企画していきたいと考えています。

 高崎は、新幹線で東京から最短50分、新潟から78分、金沢から124分の距離にあり、まさに交通の要衝です。「Gメッセ群馬」は2020年に竣工したばかりのコンベンションセンターであり、高崎駅から約1kmの距離にございます。また例年通り、前日の11月16日(火)にはショートコースを設けました。17日午前は、ショートコース参加者も参加できるように工夫し、旬の話題を盛り込んだ野心的な企画を取り入れ、大会全体を盛り上げたいと考えております。

 本年会が有意義な会となりますように、多くの皆様にご参加いただき、活発で有益な討論を行っていただけることを願って、開催のご挨拶とさせていただきます。

2020年12月吉日