年会長挨拶

日本薬物動態学会第36回年会 年会長
荻原 琢男(高崎健康福祉大学大学院薬学研究科 教授)

 この度、日本薬物動態学会第36回年会を2021年11月17日(水)から11月19日(金)の3日間、群馬県高崎市のGメッセ群馬を発信ステーションとして、オンラインにて開催させていただくことになりました。この年会については、当初、Gメッセ群馬での現地開催に向けて準備を進めてまいりました。しかしながら、最近のCOVID-19の拡大を鑑み、ご参加の皆様、座長および演者の皆様、協賛企業および出展企業のご担当者様、スタッフなど開催に関わるすべての方の安全を第一に考え、大変残念ではありますが、完全Web方式での開催に変更することと致しました。

 昨今では他学会においてもWEBによる年会が開催されるようになりました。JSSXのような、アカデミックだけでなく製薬会社を中心とした企業の方々も関心を持たれる学会においては、今後コロナの影響が収束したとしても、WEB開催あるいはハイブリット開催が定着する可能性もございます。そのような意味も込めまして、メインテーマに「ポストコロナ時代のJSSXの新たな挑戦」を掲げ、Gメッセ群馬を現地ステーションとして、「新しい生活様式」の時代に即した工夫を随所に取り入れたオンライン年会に致します。この年会は本学会にとりましても新たなスタンダードを模索する試金石となりますことから、スタッフ一同、気を引き締めて取り組む所存です。

 日本薬物動態学会は、サイエンスとしての薬物動態研究をさらに深化・発展させることはもちろん重要ではありますが、同時に社団法人として周辺分野や社会に如何に貢献できるかも大切な視点になってきています。今や薬物動態学は、薬剤学の中核を担う学問分野として揺るぎない地位を確立しております。また、医薬品に限らず、食品や医療機器などの関連分野におきましても、薬物動態学が関わる諸課題が顕在化しており、動態学の重要性は益々増しております。本年会では、これらの動向も踏まえ、多くの皆様に興味を持っていただけるよう、幅広い視点から特別講演、シンポジウム等を企画致しました。また例年通り、前日の11月16日(火)にはショートコースを、年会と同様にオンラインにて開催いたします。17日午前は、ショートコース参加者も参加できるように工夫し、旬の話題を盛り込んだ野心的な企画を取り入れ、大会全体を盛り上げたいと考えております。

 本年会ならびにショートコースの成功に向け、引き続き全力で取り組む所存ですので、ぜひ、ご参加を検討頂ければ幸いです。皆様におかれましては、ご理解とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。